どうもぶちょーです。4月に大学院を卒業して就職したのですが、社会人になってから一度もこのブログ執筆活動をしていないことに気付いてビックリしました。社会人、時間と身体が足りなさすぎる……
前置きはさておき、今回ブログ記事を書くきっかけは、とある企画に参加したからです。というか、企画の言い出しっぺなので主催しています。皆さんご参加ありがとうございます。
「オンゲキ Advent Calendar 2021」という、参加者各位がオンゲキというコンテンツ全体に関係する何らかの記事を、12月1日から25日までの期間で1人1記事上げていくという、書く側も読む側も大変お得な企画です。単純にオンゲキに関する面白い話が毎日読めるので、興味持った人達は是非チェックしてみてください!
↓URLはこちらから↓
O.N.G.E.K.I. Advent Calendar 2021 ①
O.N.G.E.K.I. Advent Calendar 2021 ②
(※枠が①と②で分かれているだけで、企画の趣旨自体はどちらも同じです。
というか、2枠50記事分ある超大型企画なので、主催している自分も今から楽しみです。自分含めて49人参加してるのマジ?)
記事の本題に入りましょう。今回の記事タイトルは「脳にSSDを積んだスパコン人間による脳天直撃(MASTER)」です。中々パンチが効いています。こういうのはタイトルでインパクトを出しておいて読者を惹きつけておくのが大事っていうのを学校で学びました(嘘です)。
1. 『脳天直撃は見たまま押すな』
再度紹介する形となるのですが、今回攻略を書いていく譜面はオンゲキ SUMMER PLUSの大ボスこと、脳天直撃です。譜面定数は14.9であり、lv.15の連中達が実装されるまでは文句なしに最難関譜面の一角であったと言えるでしょう。
この譜面、譜面傾向として全体的にそこそこ難しい配置が2分半ずっと続く、という側の譜面であり、圧倒的局所難配置が降ってくるわけではないもののあらゆるタイプの譜面を立て続けに捌かなければならない、というタイプです。プレイヤーのスコア傾向からもその特徴が見て取れて、理論値(1010000)達成者は定数14.9の中でも多い方であるのに対し、プレイヤー全体の平均スコアは14+の中でダントツの最下位です。
というわけで多くの人がこの譜面に手こずっている……と思われることでしょう。しかし、意外にもこの譜面、ゴリゴリの地力譜面のように見せかけて実は座学・研究がめちゃくちゃ効く、個別の対策をしているだけで伸びていく譜面なのです(勿論最低限の地力は必要ではありますが)。そして、主にどういう部分を座学・研究していくかというと、ここでタイトルの伏線回収、つまり「脳天直撃の譜面を運指読み替えをして、見たまま押さず押しやすくする」ということになります。
オンゲキというゲームの運指読み替え技術に関しては、以前自分が書いたブログ記事がありますので、そちらも併せてお読みください。
この記事で、使用した運指読み替え箇所をはじめとする、自分がこの譜面を攻略するにあたって意識した部分を全部書いていくつもりです。脳天直撃が出来なくて困っている人、その他少しでも興味を持った人、最後までお付き合いいただければ幸いです。
また、この記事において、譜面保管所さんの画像をいくつか使用させていただいております。いつもお世話になっております。
https://sdvx.in/ongeki/02/02165mst.htm
2. 攻略開始
この章から実際に、脳天直撃(MASTER)に関して行っている(読み替えている部分は)運指読み替えの紹介、およびそれ以外において自分が意識・注意しているポイントを解説していきたいと思います。また、全部が全部を解説するとマジでとんでもない分量になる(それくらい喋ることがある譜面)ので、運指読み替えを行っている部分を重点的に解説し、それ以外はざっと流す形となるのでご了承ください。ざっと流す形でもかなりの量があるので、本当に忙しい人は77小節目だけでもいいので読んでいってください。
では早速、
2.1 1小節目
出 オ チ
1小節目からアクセル全開。こんな譜面なかなか無いですよ
配置もそこそこ難しい(折返し階段、終わりに壁+青の同時)のですが、一番の問題はこの階段が24分で、5打しかないせいで階段の入りが表拍になっていないことなんですよね。つまり、曲開始前のクラップに合わせて譜面を叩き始めると間違いなく赤BREAK以下が出ます。大人しく目押ししましょう。
またこんな情緒不安定な階段のせいで1曲10秒みたいなゲームにはしたくないので、当然ここも交互運指を組みます。1打目だけ合わせればOKです。1打目だけ合わせればOKとか言いましたが、この箇所が24分であることを忘れないでください。
2.2 2小節目~17小節目
開幕です。脳天直撃の中でも比較的簡単めの部分なので、しっかり押しましょう。腕の出張をかなり要求されますが、誘導がきちんとされているのでそれに合わせていけばそこまで混乱しないと思います。
ここは壁押してる右手で青ボタンを押してもいいですが、そこまで早くない16分なのでそのまま左手でぬるっと押しましょう。ハンバーグをこねるようなイメージです。出来ない人はハンバーグをこねてみてください。?
慣れているとそうでもないですが、慣れていないとむずい配置。赤ボタンを右手から入りましょう。GEOMETRIC DANCE(MAS)が練習になる……と思いきやジオメトの方がむずかった……
ここベルを追うのを意識しすぎると、早めに動きすぎてレーン上にあるベルの3個目がすっぽ抜けます(30敗くらいしてる)。注意。
「ちょっとは頑張るか~」
小星が喋るせいでリズム取りづらいです。オイ!
頑張って目押しするのが安牌ですが、レーンも変な方向に広がっていくのでそれも中々難しい。音の判定をある程度頭に入れておきましょう。
2.3 18小節目~25小節目
ギターフリークス地帯。やっていることは交互+αくらいなのですが、とにかく見づらく、慣れるまで認識することがそもそも難しい部分です。
うわあ~~~
24分タム回し交互がある21小節目と25小節目は置いとくとして、それ以外の部分はオレンジの点線部分で左右の認識を分断するとだいぶ見やすくなります。
22~24小節目は左手:だいたい赤、右手:全押しか緑青か、みたいな形になります。この時、ピンクの×の部分で全押しをしないように注意することを第一に意識しましょう。
また、24分タム交互がある21小節目と25小節目に関して、21小節目の方はタム交互前の赤TAPがExTAPで光っているので、赤TAPを気持ち遅らせて24分8打として見る認識が安定します。そもそもここ、24分タム交互が16分裏拍から始まるドアホ配置なので……
25小節目については色々な取り方が考えられます。右手からタム交互に入りたいのでまず直前の4打を左手で全部取ったあと、自分は図のような認識で押しています。24分交互の7~9打目に青ノーツを足してあげると切り替える部分が少なくてお得です。とにかくノーツ色が切り替わる部分に全意識を集中させましょう。
2.4 26小節目~37小節目
とりあえずの難所が終わって一息つける場所です。ここで集中力を整えましょう。
ここはよく取る手を間違えるので注意。反転した配置がもう1回降ってきますが、緑ボタンを取る手が逆になります。
ここはちゃんとレバーを動かさないと、フィールドから外れてペナルティ赤が出ます(10敗くらい)
2.5 38小節目~42小節目
前半の最難関地帯です。4鍵階段と片手3鍵階段、レバーの操作がひっきりなしに降ってきます。通称リントヴルム地帯。
話を戻して、当該地帯の譜面を見てみます。
ここの一番厄介なところは4鍵→片手3鍵のノータイム移行で崩されやすいといったところでしょうか。特に片手3鍵の1打目が走りがちだと思うので、かなり遅めに入れるようにしましょう。内側の鍵盤なので多くの人は親指を使うと思いますが、親指をギリギリまでボタンにつけないようにする、って意識が上手く行ったので共有しておきます。
また、一応この部分は階段部分を交互にすると片手3鍵側の動きが若干楽になる……?かもしれません。自分は左側から入るやつだけ何故か(?)交互で押してますが、そこまで効果はないかもしれません。
あと、この地帯もう1個ヤバい部分があって、
遅め意識で押さないといけない階段地帯の直後に爆速交互が降ってきます。41小節目に入った瞬間に記憶を消しましょう。
2.6 43小節目~50小節目
地味に難しい同色トリル。早くないので気持ち相当遅めに押しましょう。
同色縦連交互→6鍵内向き階段→壁とかいうよく考えなくても普通にクソ難しい場所。こんなんがジャブ感覚で降ってくるの嫌だよ~~~。しかも地味にフィールドが左に寄っているのが嫌らしい。
画像にもある通り、交互からの6鍵階段で速さを崩されがちなので3打目と6打目をガン見しましょう。
ここも地味にむずい!!!。片方だけに集中しすぎると両側同時の同期が取れなくて赤をポロポロ出しがちなので、横に広く見る癖をつけましょう。
2.7 51小節目~54小節目
サビの〆。めんどくさい鍵盤が降ってきます。鍵盤ゲームが下手なので、こういうところが地味に難所になって大変でした……
ここはフィールドが広がっているので左右の認識分ける箇所が分かりにくくなりがちですが、赤と緑青で分業するのが一番楽です。ただ、途中の緑赤緑青緑青なんかは交互で押してもいいかもしれません。
X字階段なんてまともに押すわけないでしょ。ということでバチバチに運指を組みます。ここは基本形なので、知らなかった!って人は運指読み替え基礎論を受講しましょう。
2.8 55小節目~76小節目
休憩!!!!!休憩で~~~~~~~~~~~~~~~~す!!!!!
脳天直撃において一息つけるところ実質ここしかないので、気持ちを落ち着かせたり、後半の難所に備えたり、プレー中に色々と考えることを整理しておきましょう。といっても普通に譜面は降ってきているんですけども。考えることが無かったらその日の夕飯の献立でも考えておくといいと思います。自分は、この後解説する77小節目のことを大体考えています。
また、脳天直撃の低速にしか存在しない配置である、壁ホールド+赤ホールド+フリックに関して、赤ホールドを右手で取るか左手で取るかで結構意見が分かれるようです。個人的には、どっちで取っても外れるときは外れるので好きな方でいいと思います。休憩中に持ち替えとか考えるのダル…と思ったので自分は右手を頑張らせていますが。
71小節目から休憩が終わり、ラスサビ、もとい最難関地帯が近づいてきます。この部分でも、知っておくと得をする運指を挙げておきます。
こういった地道な努力を、
こういった地道な気づきを少しずつ活かしていくことが上達への道なんですよ。
2.9 77小節目
脳天直撃(MASTER)の77小節目。
本記事のメイン議題となります。
この箇所に関しては、この譜面が実装された日からずっと出来ない出来ないとウンウン唸り、色々運指や意識を試行錯誤し、それでも理論値狙い段階まで来て最後まで出来なかった部分でした。個人差は当然ありますが自分は圧倒的にこの77小節目、この1小節が一番難しいと思います。
一番難しい箇所なので、当然この箇所に関しても色々考えたことは多いです。自分は脳天直撃を600回以上プレーしているので、そのプレー履歴からどう運指が変わっていったかまで含めて解説しようと思います。
まず上の画像が元譜面です。ABつけるまでは見たまま押していました。といっても実装初日は100回やってABすらつかなかったですが……(その翌日にあっさり終わった)。
まあALL BREAKはつけられたとはいえ、この部分だけで赤を大量に吐きまくっていてとてもじゃないけど精度狙いは難しい。何かいい案はないものか……と考えていたときに、「後半の階段、緑押す順番逆にしたら交互っぽくなるんじゃね?」と思いつきました。
改良されました。1進化目です。ポケモンかな?
この運指を使って確か赤一桁(1009500くらい?)まではスコアを伸ばせた記憶があります。しかし最初よりかはマシになったものの、途中の階段が消えただけであり、片手3鍵→交互6打→片手3鍵、という流れの移行はどうも早さの制御がまだ難しい段階でした。またもや譜面とにらめっこするわけですが、「いっそのこと、最初の3鍵も交互にした方が楽なのでは?」と思い始めました。
2進化目です。段々とラブジャスっぽくなってきました。?
しばらくこの運指で攻略していた(赤3個くらいまで?)のですが、やはり鍵盤ゲームが下手くそなBG_otogameさん。最後におまけでくっついている片手3鍵で耐えきれずに赤をポロポロ出すゲームとなってしまい、「片手3鍵全部消したいな…(1回目)」となった結果、
こうなりました。3進化目。もうここまで来たら後半は完全にラブジャスです。
この運指を組んでいる時はもう既に全部噛み合えば理論値出そう~~~(出ない)みたいな状態だったので、出来ることなら1つの赤も出したくない…みたいな心境になっていました。後半は完全に交互になったので入りさえ決まればそのまま赤0で通るのですが、問題は入りに片手3鍵があったことになりました。どうにかしてここを何とかするか、片手3鍵を安定して光らせたい。しかし……っていう状況になったときに、
「片手3鍵全部消したいな…(2回目)。交互入る前の24分のセットは青『緑青』、赤『緑青』。そしてBPM145の24分はBPM217の16分相当、2打開くと8分、BPM217なら全押ししても巻き込まない…?」
という、まるで意味不明な啓示が頭に降ってきて、
最終的にこうなりました。こうはならんやろ。
もうここまで来ると、見たまま押さないとかそういう次元じゃなくて、この譜面の形を自然に出せるまでエアプして、身体に染み込ませるとかいう話になってきます。しかし、これが完全に決まるとあり得ないくらい綺麗に光ります。快感です。
この運指をゲーセンで組んでた当時の自分のツイートがあるのですが、
鼻壁前やっと全ピカ可能運指開発してしまったかもしれない
— ぶちょー (@BG_otogame) 2021年11月10日
からの、
— ぶちょー (@BG_otogame) 2021年11月10日
1時間経ってない。マジでありえん。
2.10 78小節目~80小節目
やっと77小節目の解説が終わった……と思ったら間髪入れずに壁+片手トリルが2セット降ってきます。通称・鼻壁地帯。
これがポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド / シャイニングパールですか?
どうでもいい話を挟むのですが、ここの部分がなぜ鼻壁地帯とかいう意味不明な呼ばれ方をしているか、を知らない人向けに解説すると、
脳天の難所の運指組んだ pic.twitter.com/UdZK0ny5mA
— ぶちょー (@BG_otogame) 2020年9月11日
完全に自分のせいですね。400↑いいねついてて草
僕の周りのオンゲキ勢、何かと象っていう生き物に癖付いてるのでこういうネタで面白がってくれるんですよね。一体誰のせいなんだろなあ……
上手い人はみんな鼻で押してますよ(大嘘)。
話を戻して、普通の人間は鼻で壁を押せないので(当たり前)、普通に手で押しましょう。トリルは片手でべしべし押していくのですが、ここの地帯のためにSIDEのTAP音を0にしておくと、トリル部分に集中出来るので光りやすくなります。壁ノーツは通常TAPより判定が甘いので、大きく崩れさえしなければ安定して光るようになってきます。あとは片手トリルの精度を鍛えましょう。
2.11 81小節目~99小節目
難所は全部抜けました!!!後はウイニングラン……といけば良かったんですけどねえ。この譜面最後まで難しいので全く気が抜けません。とはいえ、鼻壁前+鼻壁のセットほどの譜面ではないので、程よい緊張感を持ちつつ耐えていきましょう。
左手の折返し16分が安定しないのでここだけ交互を組みました。まあここだけ組むなら最初の赤同時から交互でもいいかもしれません。抜けが青同時なことだけ気をつけてください。
ネタバレ地帯(穴山大輔がここだけネタバレをしたので)。
右から入ると綺麗に全部叩けます。が!32分交互の入りが左手になるので、それが苦手っていう人は左から入って、最後に縦連orゴリ押しを1回挟むのが丸いかな~と思います。
ここの螺旋階段は見た目螺旋ですが、ノーツの色は緑と青の交互なので交互に押しましょう。ただ、そのまま押すと抜けが右の青→右の緑青になって頭が爆発するので、最後の2打だけ指押しを使うと綺麗に取れます!
しかし!!!!!こっちは赤から壁をゴリ押しします(前言撤回)。ゴリ押しできちゃうのが悪いので……
ここの交互は単押しだけを見る!!!!!
焦って走りがちなので落ち着いて押しましょう。あと少し。
2.12 100小節目~ラスト
ここまで読破してくださった読者の皆様、お疲れさまでした!!!
さて、最後に……
こいつをどうにかしましょう。
ここの運指は、正攻法は左手で全押しホールド、右手で赤青片手トリルを押します。……難しい!!!当たり前なんだよなあ……
抜け道方法として、左手全押しホールドを腕で押して、赤青トリルを両手で押す手段もあります。腕でホールド3本を押さえるのが安定するのなら、候補に上がると思います。
一方、BG_otogameさんは……
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解説します。
- 左全押しホールドを「指を立てて」押す。
- 右壁を2打押した後、トリルの最初の1打を「緑青」の「ホールド」で押して、左手ホールドを「青」だけ離す。この時点で、ホールドは左手赤、右手緑青が持っている状態です。
- トリルの2打目を「右手の赤」で取り、そのまま内側の赤と青で24分トリルを押す。
- トリルの最後1打が青なので左手で押した後、右手を全部離して左手は全部ホールド、残りのフリックを右手で処理
文章で説明すると難解ですが、片手トリルをする必要もなければ腕でホールドを押さえる必要もありません。何度も練習しているとかなり安定してくれるし、ラストでやらかさなくなるというだけでメンタル的にかなり良いです。是非試してみてください!
3. 終わりに
これで本当に解説終了です!ここまで読んでいただきありがとうございました。お疲れさまです。
最後に、実践例を貼って終わりたいと思います。
脳天直撃 理論値!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/c764vvSiPE
— ぶちょー (@BG_otogame) 2021年11月10日
ありがとうございました。皆様の脳天直撃に幸あれ。